「北海道大学病院」の基本理念と目標
北海道大学病院長 杉原 平樹


 昨年10月1日、医学部附属病院と歯学部附属病院が統合され、医療法上「北海道大学病院」となりました。
  「北海道大学病院」は、北海道大学医学部・歯学部附属の教育・研究施設として、医科・歯科の高度・良質な総合的医療に基づく、全人的医療の提供ならびに全人教育を実践する道内唯一の医療施設として、以下の基本理念に基づき、その目標を実現するため、環境の整備と体制の確立に努めます。


 「基本理念」

  「北海道大学病院」は、有機的・効率的な医科・歯科総合医療の実践を基本とし、優れた医療人の育成、良質な医療の提供、地域医療への貢献、ならびに国際レベルの先端的医療の開発・応用により、健康と福祉の向上に寄与する。


 「目  標」

 ・21世紀における社会の要請に応えうる、人間性豊かで有能な医療人を育成する。
 ・患者本位の透明性の高い、安心・安全で高度な医療を提供する。
 ・地域の中核病院として、良質な医療の提供と福祉の向上に寄与すると共に、北海道の特性を考慮した地域医療支援を行う。
 ・生命医科学における診断・治療法の開発・応用により、国際的な医・歯学、医療の発展に貢献する。