X線撮影とは

X線撮影とは、X線を利用した単純撮影のことです。X線を発見したレントゲン博士(Wilhelm Conrad Röntgen)にちなみ、広くレントゲン写真・レントゲン撮影として知られています。
X線撮影では、胸部や腹部、手や足など全身様々な部位の撮影を行っています。

当院では、胸腹部用、骨格用、頭部用、小児用と、撮影部位、種類によって8つの撮影室を使い分けて撮影を行っています。

X線写真の原理

X線が照射され体内に入ると、透過して体外に出てくるものと、吸収されるものとに分かれます。その透過・吸収の差を白から黒の濃淡の変化で表したものがX線写真です。X線が透過した部分は黒、吸収された部分は白く表されています。高密度な組織ほどX線を吸収します。骨は密度が高くX線を吸収するため白く表され、逆に空気を多く含む肺の部分は密度が低く、X線を吸収する組織が少ないため黒く表されます。
 

検査の流れ

1階のX線受付にて、診察券を出して受付してください。自動受付機でも受付できます。
右のような受付番号札を受け取り、書かれてある撮影室付近でお待ちください。
基本的には受付番号順にお呼びしますが、撮影内容によっては順番が前後してしまうこともあります。また、撮影室が変更になることもあります。ご理解とご協力をお願いします。
※番号札には患者番号とお名前が書かれています。個人情報ですので、ご自身でしっかり管理してください。
受付;8:30~17:00
※8:30より前にお越しの方は、受付シャッター前の診察カード入れに診察券を入れてお待ちください。8時30分より順次受付を行います。
※13:00~14:00の間は自動受付機を使用できません。お手数ですが、X線受付までお越しください。
 
呼ばれた検査室に入室し、着替えなど撮影準備を行います。
撮影する範囲に金属、プラスチック、カイロや湿布など、X線写真に写り込んでしまうものがあると診断に支障があるため外してください。
 
撮影台に移動し、撮影の姿勢になります。
放射線技師が患者さんの身体に触れて体位を変えていきます。患者さんの状態によっては少しつらい姿勢もありますが、診断に有用な写真を撮影するためですので、ご理解、ご協力お願いします。触ると痛みがある、指示された姿勢を保つのが難しい場合などは、遠慮なく技師にお伝えください。

撮影時の注意事項
・撮影の際は、動かないようにお願いします。
・撮影する部位によって、「息止め」をお願いすることがあります。
 
撮影終了後、フィルム等お渡しするものはありません。
身支度がお済になったら、ご退室ください。

他の検査室で撮影がある場合は、技師からお伝えします。次の検査室前への移動をお願いします。


検査の種類


◆胸部
胸部のX線写真です。肺の中や、その周りに異常な影が写っていないか、心臓が大きくなっていないかなどを診ています。撮影時には息止めをしていただきます。

◆腹部
お腹のX線写真です。目的に合わせて、仰向けで寝た状態(臥位)や立位で撮影します。腸管内の様子やお腹に異常なガスがないかなどを診ています。撮影時には息止めをしていただきます。
 



◆脊椎撮影
頸椎・胸椎・腰椎の撮影です。複数の角度から撮影し、脊椎の間隔が狭くなっていないか、ずれてきていないかなどを観察します。また、どれくらい曲げることができるのかという脊椎の機能を観察するため、最大限に曲げたり伸ばしたりしながら撮影を行うこともあります。

◆全脊椎撮影
脊椎側弯症の診断のために、脊椎全体を1枚で撮影します。正面と側面を撮影し、脊椎がどのように、どれくらい側弯している(曲がっている)のかを観察・計測するために撮影します。



◆四肢撮影
手足の関節や骨の撮影です。関節の様子、骨の状態、骨の成長具合を観察します。関節リウマチ症による骨破壊の進行具合の観察などにも用いられます。
関節は体重の掛かり方、曲げ伸ばしによって見え方が変わります。同じ方向でも、あえて異なる状態で撮影することで、X線写真から得られる情報が多くなっていくのです。




◆頭部・顔面
頭蓋骨の撮影です。同時に、複雑な構造となっている目や耳の奥の骨も観察することができます。正面や側面の他に、その観察したい部分に合わせ、様々な角度から撮影を行います。




◆小児の胸部・腹部・四肢
小さい子供の胸部と腹部は、小児専用の部屋で撮影を行っています。撮影中に動いてしまうと、撮り直しになってしまうため、保護者の方にも協力をお願いする場合があります。
撮影の種類・部位にもよりますが、手足の撮影は大人と同じ部屋で行っています。動かないように技師が押さえて撮影しているため、泣いてしまうお子さんもいますが、ご理解とご協力をお願いします。
 


お願い・注意事項

  1. 妊娠中または、妊娠の可能性がある方は、撮影前に技師にお伝えください。
  2. アクセサリーなどの金属類、湿布、カイロ、プラスチック等は写真に写り込んでしまうため、撮影前に外してください。
  3. 撮影中は動かないようにお願いします。
  4. 撮影結果は医師から説明があります。担当医師にお尋ねください。
  5. 撮影時、撮影部位を追加することはできません。医師にご相談願います。
  6. その他何かご不明な点、ご不安な点などございましたら、技師に遠慮なくお聞きください。