歯科X線とは

歯科診療の補助として行う、X線を用いた写真撮影です。
主な対象としては、歯、歯茎、顎の骨などがあります。全ての検査がデジタル化されていてフィルムは使用しません。口の中に小さなフィルムのようなもの(=イメージングプレート(IP):以後、「IP(アイピー)」と呼びます)を挿入して行う(撮影する)ものから、顔の大きさのIP使用して顎骨や頭部全体を撮影するものまであります。

検査の流れ

歯科診療センター2Fの歯科X線検査受付前の自動受付機に診察券をかざして受付し、受付票を受け取ってください。
お呼びするまで受付票に記載されている撮影室付近の椅子にかけてお待ちください。
お呼びする順番は受付票記載の受付番号順ですが、撮影内容によってはお呼びする順番が前後してしまう場合があります。ご理解とご協力をお願い致します。
ご不明な点は、受付担当者にお問い合わせください。
 
検査によって、入れ歯、ネックレス、ピアス、ヘアピン、補聴器などを外していただきます。
 
受付番号を確認するために受付票をいただきます。
1回の撮影にかかる時間は数分程度です。
撮影後は写真を確認しますので、撮影室近くの椅子にかけてお待ちください。
 
確認後、声をおかけします。
写真や会計伝票など、お渡しするものはありません。


検査の種類


主に歯・歯茎の状態を観察するために撮影します。狭い範囲(1枚あたり隣接する3から4本の撮影が可能)の細かい情報を得るのに適した検査です。
口の中にIPを挿入し、撮影します。撮影時間は約100m秒(1秒の10分の1)程度です。

・撮影時の注意事項
入れ歯を外してください。
人によっては、IP挿入時に多少の痛みがあることがあります。
リラックスした状態で、口の力をぬいていただくと痛みが軽減します。

 




上下の歯すべてとその周囲にある構造物を1枚の写真に撮影します。
歯や歯槽骨(歯茎)の状態はもちろん、下顎骨(下顎の骨)や副鼻腔(鼻腔と連続する骨で囲まれた空洞)の状態も観察できます。歯周囲の全体像(バランスなど)を描出するのに適しています。
椅子に座るもしくは、立った状態で撮影します。
撮影時は装置が顔の周りを半回転します。
撮影時間は15秒程度です。

・注意事項
ピアス、イヤリング、ネックレス、入れ歯、補聴器を外してください。
髪を後ろで縛っている場合は、ほどいてください。

 




上下顎の大きさとズレ、顎の形、歯の傾斜角、口元のバランス(かみ合わせ)などについての評価を行います。
耳の穴に固定具を挿入し、毎回同一条件で撮影します。
撮影時に多少大きな音がします。実際の撮影時間は100ミリ秒(1秒の10分の1)程度です。

・注意事項
頭から首にある金属(装飾品など)やプラスチックのものは外してください。

 




顔面骨骨折、上顎洞炎などの診断目的で撮影します。 椅子に座って撮影します

 


顔面骨骨折、上顎洞炎などの診断目的で撮影します。 椅子に座って撮影します




口内撮影やパノラマ撮影で診断が困難な場合に歯および歯槽骨のCT検査を行います。厚みが1mm以下の断層画像を元に三次元的に病巣の広がりを診断します。







お願い・注意事項

  1. 検査によって、フィルムの固定、顔の固定時に多少の痛みがある場合があります。
  2. 検査中、何かありましたら近くのスタッフに遠慮せずに声をかけてください。
  3. 撮影中は動かないようお願いします。
  4. 妊娠中、または妊娠の可能性のある方は撮影前に申し出てください。


▲ページの先頭へ