業務内容

紙カルテ・スキャン業務

  • スキャン部門では、医療従事者が説明のために手書きした書類、患者さんやその家族が署名された同意書等々、日々発生する診療に関わる紙文書を院内各部署から回収した後、スキャン取込みし、医療従事者が電子カルテでスキャン画像を参照できるようにしています。
  • 診療記録保管部門では、電子カルテ導入前に作成された紙カルテの貸出、保管期限を越えた紙カルテの処分を行っています。
  • CDR作成部門では、他院等へ画像メディアを提供する場合、医師等がシステムオーダーし、その情報に基づき画像メディアを作成しています。

院内がん登録

  • 院内がん登録とは、病院で診断されたり、治療されたりしたすべての患者さんのがんについての情報を、診療科を問わず病院全体で集め、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。
  • 当院では、「がん登録等の推進に関する法律」および、「地域がん診療連携拠点病院」の指定要件として、2007年7月から腫瘍センター及びがん診療連携拠点病院の指定に先立ち、院内がん登録を行っております。
  • また、2016年1月より開始された「全国がん登録」も合わせて行っております。
  • 詳細については、腫瘍センターのホームページをご参照ください。
  • >腫瘍センター

診療録点検—量的点検—

  • 診療記録の量的点検とは、行った診療行為に対する診療記録の有無に関する点検のことをいいます。
  • 診療記録は医療の質や医療安全管理に資するのみならず、病院管理・病院経営への活用など、多角的な役割を担います。そのため、診療録管理室では、収集・分析可能な質の高い診療情報を目指し、また質的点検の並行を効率化するために量的監査を行っています。
  • 当院では、入院カルテ量的監査システムを導入し、入院患者さんの診療記録が適切に作成されているかを点検しております。

診療録点検—質的点検—

  • 診療記録の質的点検とは、記録の精度や質に関する点検のことをいいます。
  • 当院では、年1回、医療安全管理部のゼネラルリスクマネージャー(GRM)2名、各診療科のリスクマネージャー、サブリスクマネージャーと当室の診療情報管理士2名が2チームに分かれて、各診療科の無作為抽出した入院症例について質的点検を行っています。
  • 点検の流れは、医療安全管理部と診療録管理室にて点検項目を作成し、各会議の承認を得た後、点検を実施。その結果を各診療科へフィードバックしています。
  • 日々の診療記録は、安全で質の高い医療が提供された証です。多職種間で正しい情報共有が行えるよう、診療録管理室はその取り組みを支援しています。

クリティカルパス

  • クリティカルパス(以下、パス)とは、医師や看護師、コメディカルスタッフなどの医療チームが、特定の病気や手術、検査ごとに実践する治療や看護、治療、検査、指導などをまとめた治療計画書のことです。
  • 当院では現在約200件のパスが公開され、診療に使用されています。
  • 診療録管理室では、パスの受付および相談窓口やパス適用率の統計作成を行っています。
  • また、クリティカルパス委員会の下部組織として、パスの審査を行うクリティカルパス審査専門委員会及び、院内でのパス推進を行うクリティカルパス推進専門委員会があります。各委員会における事務業務及び資料作成も診療録管理室で担っており、パスにおいて多角的に支援を行っています。

DPC関連業務

  • 当院はDPC対象病院であり、入院診療に関するデータを厚生労働省へ提出することとなっております。診療録管理室では、様式1をはじめとする提出データの作成及び精度管理を担っています。これらのデータは、各DPC病院から厚生労働省へ集められたのち、医療政策等に利用され、結果的に社会へ還元されるため、非常に重要なデータとなっています。
  • また、DPCにおいては、医師の診断に基づいた傷病名(最も医療資源を投入した傷病名)の選択が重要ですが、各患者さんにおいて国際疾病分類に基づき適正に選択されているかを専門的見地から確認し、医事課と連携を取りながら医師の傷病名選択の支援を行っています。

がんゲノム関連業務

  • ゲノムとは、生物が持っている全ての遺伝情報のことです。患者さん個々のゲノムの違いに合わせて、より効率的・効果的にがんの診断や治療等を行うことをがんゲノム医療といいます。
  • 当院は、2018年2月にがんゲノム医療中核拠点病院に指定されました。診療情報管理士は、がんゲノム医療に関わるデータの収集及び管理する役割を担っています。また、医師の業務負担軽減のため、臨床情報の登録補助を行っています。
  • 当院で実施しているがんゲノム医療の詳細については、がん遺伝子診断部のホームページをご参照ください。
  • >がん遺伝子診断部

疾病登録(ICDコーディング)

  • 疾病登録(ICDコーディング)とは、診療録に記載されている情報をもとに、その患者さんの病名に対応する「国際標準の疾病分類コード(ICD-10)」を付番することをいいます。
  • ICD-10は、WHOから勧告された統計分類で、アルファベットと数字で構成されています。各国が自国の言語で病名を表記するのとは別に、ICD-10を用いて病名をコーディングすることで、病名が国際標準化されるため、各国との疾病統計や死亡統計の比較が可能となり、学術研究等々にも活用することができます。
  • 当院では、病歴管理システムを使用し、登録業務及びデータの集計を行っています。