アイコン前病院7年+北大11年目薬剤師

2022/03/01

基本情報

北大での勤務年数
:
11年目
現在の担当部署
:
病棟担当薬剤師取りまとめ/病棟業務サポート
取得している資格
:
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 認定実務実習指導薬剤師
  • 博士(臨床薬学)

経歴

最終学歴 北海道医療大学大学院 医療薬学専攻 修士課程 修了
前職7年間 医療法人札幌A病院 薬剤部 薬剤師
前職経歴 リウマチ膠原病内科病棟/神経内科病棟/回復期リハビリ病棟担当
1年目 北海道大学病院 薬剤部 採用
1年目 糖尿病ケアサポートチーム/腎臓病教室担当
1年目 リウマチ・腎臓病内科/糖尿病・内分泌内科病棟担当
2年目 北海道大学大学院生命科学院 臨床薬学専攻博士課程(社会人大学院) 入学
6年目 眼科・腫瘍内科病棟担当
6年目 リウマチ・腎臓病内科/糖尿病・内分泌内科病棟担当再担当
9年目 病棟担当薬剤師取りまとめ/病棟業務サポート担当
9年目 北海道大学大学院生命科学院 薬学専攻博士課程(社会人大学院) 修了
11年目 主任薬剤師

1日のスケジュール

5:00  
6:00 出勤準備
7:00
8:00 病棟取りまとめ業務、病棟業務サポート
(カルテチェック、持参薬鑑別、初回面談、記録、TDM解析、DI、適宜服薬指導など)
9:00
10:00
11:00
12:00 昼休憩
13:00 調剤室業務
14:00
15:00 病棟とりまとめ業務、病棟業務サポート(TDM解析、DI、適宜服薬指導など)
16:00
17:00 おやつ/休憩
18:00 日により残務(記録、資料作成等)、自己研鑽
19:00
20:00 夕食、風呂
21:00 たまに子供の添い寝(つい一緒に寝ちゃうことも・・・)
22:00 リフレッシュ
23:00
0:00
1:00 就寝

Q&A

なぜ北大病院に入職希望したか?

大学院修士課程修了時も病院薬剤師になりたいという気持ちに揺るぎはなかったのですが、病院薬剤師の求人が極めて少ない状況でした。その当時の自分には北大病院はハードルが高すぎると思い、また、ずっと興味があった自己免疫疾患の専門病院の求人が大学院修了直前の3月に出たため応募し入職しました。
就職して7年が経ち、自分がルーチンで業務をこなしているように感じ、本腰を入れて勉強をしたいと思うようになりました。
そんな折、前薬剤部長を紹介していただく機会があり、実際に見学をした日に大学院進学を決意し、あらためて北大病院の採用試験を受け採用していただきました。

入職してよかったことは?

北大病院に中途採用で入職して感じたことは、業務に関して最先端の医療を幅広く学ぶことができ、システムや機器も比較的新しいものに更新されているということです。
また、他の施設と比較して福利厚生が充実していると感じます。専門資格取得の研修施設として認定されていることが多く、専門資格を目指すための環境も整っています。論文検索を行う際、オンラインでほとんどの論文を読むことができるのも大学病院ならではです。また、薬剤部内には専門資格を持った、または病棟の専門分野に精通している同僚が多いため、業務で困った際、「この分野なら〇〇さんに聞こう」と先輩後輩問わず、気軽に相談できるのも非常にありがたいです。
コロナ禍で厳しい状況ですが、平時は気心が知れた薬剤師の同僚や病棟のスタッフと一緒にお酒を飲んだり、遊びに行くといった楽しい時間を過ごすこともできます。

業務上心掛けていることは?

患者さんや薬剤部内は勿論のこと、医師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士、事務職員等様々な方と接する機会が多いため、タイミング、業務の多忙さなど相手の状況を配慮するよう心がけています。また、重要なことは口頭で伝える以外にもメモを渡したり、記録として残し情報が共有されるようにしています。
また、病棟薬剤業務のとりまとめとしては、もう1名の病棟主任と協力し、病棟担当者が業務で困っていることはないか、無理をしていないか等も含めて常にアンテナを張るよう心がけています。業務や運用に関して気軽に相談して貰えるような雰囲気を醸し出すように努めています。
また、薬剤部全体の業務が円滑に回るよう各部署長としっかり情報共有しつつ調整するようにしています。

休日の過ごし方は?

大学院を修了してからは家族との時間を過ごすことを最優先にしています。以前は旅行が大好きで小旅行に出かけていましたが、コロナ後は子供が好きなエレベーターに乗りに近場にいったり、屋外にドライブに行くことが多いです。また、美味しい物を食べることが家族全員好きなので、コロナ前は美味しい物を食べに出かけていましたが、現在は、美味しい食材と日本酒やワインを自宅に買ってきて料理をして(大半は妻ですが、パスタのみ私の担当)一緒に食べることが生きがいです。時間がある時はピアノを弾いたり、ミュージカルのDVDを観て過ごすことも多いです。

社会人大学院生で大変だったことやその乗り越え方、良かったことは?

社会人大学院生の一番大変な部分は時間の捻出です。正職員である以上、大学院生という立場はあくまでも薬剤部員としての業務をこなした上に成り立っています。基本、自身で調整できる仕事は17時までに終わらせるように心掛けていました。とはいえ何とか工面した時間もチーム医療、執筆、講義等の依頼などで全て研究に使えないこともあり大きなストレスはありました。
また、研究が進むにつれて、休みの日は実験や解析、論文執筆を行うため体力的に辛い時期もありました。同時に大学院在籍中、育児の一番大変な時期に妻がワンオペ育児になってしまったので、妻の協力なくして大学院生活は成り立たないものでした。また、共同研究者である学生と医学部の教員の協力や薬学部の指導教員がいつでも懇切丁寧に相談に乗り励ましてくれました。病棟医や病棟看護師、同じ社会人大学院生の同僚達が支えとなり頑張り抜くことができました。
社会人大学院生を経験し良かったことは学位論文の作成という科学的な根拠の創出を通して、それまで培った経験を生かしつつ、目標であった「医薬品の科学的な根拠に裏付けされた適正な使用」という観点を大切に業務を行うという引き出しが増えたと感じます。元々は1つの事柄にじっくり時間をかけて、2つ同時に処理することができないタイプでしたが、複数の事柄を優先順位をつけて行うことができるようになり、忍耐力と処理能力が上がったと思います。

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