北海道大学病院薬剤部

北大病院は様々な診療科があり、薬剤師として幅広い知識を身につけることができること、専門分野を探しやすい環境であることが入職を希望したきっかけでした。病棟で薬剤師として仕事をする前にセントラル業務（調剤室、注射薬調剤室、製剤室）を専従で行うため、十分な下積み期間を確保できることも魅力に感じました。

血液内科病棟をメインに業務を行っております。当院の血液内科は血液腫瘍に対する治療が主となっており抗がん薬を多く使用します。抗がん薬の治療では、誤った投与量や誤った投与方法、相互作用などで副作用が強く出てしまったり、逆に治療効果が弱まってしまうことがあります。治療に大きな影響を与えてしまう可能性があるため、そういった事象を見逃さないよう常日頃心掛けています。

就職してまず配属されたのが調剤室でした。調剤室ではアシストシートといわれる、検査値やアレルギー歴、その他重要事項が記載されたものが処方箋とともに発行されます。アシストシートを参考に調剤や鑑査を行いますが、腎機能によって減量が推奨されている薬剤などそれぞれの薬剤で注意しなければならないことが色々あります。はじめの頃は薬剤の注意点を確認し把握することが難しく大変でした。

元々は友人とよくバスケットボールを行っていましたが、コロナの影響で今は家にいることが増えました。漫画やドラマを見ることが多いです。

現在がん専門薬剤師の資格取得を目指しています。資格取得条件として自身で介入した症例を報告する必要があり、医師へ処方提案を行うときはガイドラインなどエビデンスが構築されているものを参考に提案するよう意識しています。日常時間外の勉強は業務が忙しいと難しい場合があります。そのため、日々の日常で疑問に思ったことを合間を縫って積極的に調べるようにしています。