アイコンとある新人薬剤師

2022/03/15

基本情報

北大での勤務年数
:
1年目
現在の担当部署
:
調剤室

経歴

最終学歴 北海道科学大学 薬学部 卒業
1年目 北海道大学病院 薬剤部 採用

1日のスケジュール

5:00 朝食、出勤準備など
6:00
7:00
8:00 発注、計数調剤、一包化調剤、散剤調剤、臨番業務等
9:00
10:00
11:00
12:00 昼休憩
13:00 計数調剤、一包化調剤、散剤調剤、臨番業務等
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00 日により残務、自己学習
19:00
20:00 夕食
21:00 自由時間
22:00
23:00
0:00 就寝
1:00  

Q&A

なぜ北大病院に入職希望したか

最初は調剤薬局・ドラッグストア・病院の中で就職を考えていました。就職説明会で調剤薬局やドラッグストアの説明を聞いた時にはそちらへの就職も考え、進路に迷っていました。病院に就職を決めた理由としては、薬局やドラックストアでは患者さんからの情報をもとに処方箋の情報から想像することしかできませんが、病院では患者さんの病歴や基礎疾患、病状の経過などの背景と照らし、自分なりに答え合わせをしながら処方をみることができます。「患者さんの状況をこと細かく知った上で、適切な薬物療法の支援を行うこと」を目指していた私にとって、患者さんの情報を正確に読み取れる環境で勤務できるという点が決め手となりました。
また、病院の中でも、医療・教育・研究の多方面の機能を兼ね備えている大学病院に興味がありました。さらに、卒業研究において北大の臨床薬剤学研究室との共同研究を行っていたため、親近感があったということが、北大病院での入職を希望した理由です。

入職してよかったこと

薬剤師の人数が多いため、他の薬剤師と日程を調節したうえでしっかりと休日をとることができます。業務に関しては、大学病院特有の多種多様な薬剤・疾患や最先端の医療に触れることができ、薬剤師としての知識向上につながる毎日を過ごすことができています。
2年目の8月からの病棟業務までの期間、セントラル業務を中心とした研修期間が設けられ、経験豊富な先輩薬剤師や、同期の薬剤師と研鑽していく環境が整っています。同期から先輩まで、薬剤師として様々な経験をしてきた方の体験を共有し、自身の成長につなげることができます。
仕事とプライべートの両方を充実させることができる点が入職してよかったことです。

入職して大変だったこと

自身の知識不足を痛感しており、臨床に携わる薬剤師となった今では、学生時代の「早く病棟業務に行きたい!」という思いがまだまだ先走っていたことに気づかされました。
一年目に最も深くかかわった抗がん剤のレジメンでは多種多様な副作用やその対策のための薬剤に関して知識不足な点が多く、勉強の毎日でした。現在配属されている調剤室でも、個々の患者さんに合わせられた処方内容が妥当かどうか添付文書とにらめっこをしながら毎日格闘しています。
そのため、調剤に時間がかかっていますが、投与量のみならず、代替薬についてもすぐに提案できるようになるべく、日々勉強に励んでいる最中です。今後、病棟業務が始まるまでの期間で多岐にわたる薬剤の採用薬の商品名から臨床的な使用方法を習得していくことが今現在大変に感じていることです。

休日の過ごし方は

入職後2年間はセントラル業務を中心とした研修期間がありますが、そのうちのセントラル業務(製剤・調剤・注射業務)を一通り終わるまでは当直に入れないため、2年目の8月までは、暦通り土・日・祝日にしっかりとお休みをいただいています。そのため、学会への参加や勉強の時間に当てたり、感染対策をした上で買い物をするなど充実した休日を送ることが出来ています。
アウトドア派なので家にずっと居るのはあまり好きでは無いのですが、昨今の社会情勢のため気軽に遠出もあまり出来ないので最近プロジェクターを使用して大画面でゲームや映画鑑賞などを始めてみました。

1年目の新人として、入職を考えている方々にメッセージをお願いします。

大学病院は自分にはちょっとレベルが高すぎる…と思う方も沢山いると思いますが、私もその一人でした。
しかし、入職してみると、研修制度も整備され、先輩方も気さくで話しやすく、優しい人ばかりで、同期も多く、恵まれた職場です。薬局・ドラックグストア・MR・企業・研究者など薬剤師には幅広い活躍の場がありますが、病院ではセントラル業務から病棟業務まで、薬学的な知識を活用する場面も多く、他業界に負けず劣らず、6年間で習得した知識を発揮することができます。
また、院内の勉強会も多く、手技・知識ともに薬剤師としてスキルアップが可能です。今でも自分の目指すべき薬剤師像を考え直したときにこの職場を選んでよかったと思えています。就職活動や国家試験の勉強で大変だと思いますが、体調に気を付けながら頑張ってください。

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